一人が腹かっさばいてもなお生きていたため同居することになった三人のお話

 

夢みたいなあの日々からはすでに3ヶ月以上が経ち、

俺は舞と佐祐理さんと3人で暮らすようになった。

そのことを切り出したとき秋子さんは、

「寂しくなるけど、了承」

と、寂しいといったわりにあっさりと了承してくれたので逆にこっちが寂しかった。

そして名雪はまだ寝ている。

ではなくて半寝状態のときに話をしたから出ていく日になって始めて驚いていた。

ちゃんと返事もしていたのに、器用な名雪であった。

 

佐祐理さんはというと、なんかすごい家柄らしいので説得できるかどうか不安だったのだが

2週間に一度家に戻るという条件付きで許しをもらったと言っていた。

佐祐理さんが戻る日になると舞は朝から無言で佐祐理さんにひっつきっぱなしで

行かせたくないというのを全身で表現していた。ひっつきすぎて佐祐理さんの腕が

しびれることも多々あった。先日などは変色しかかって、シャレにならなかった。

夜は三人で並んで寝る。玄関側が俺で反対側が佐祐理さん、真ん中は常に舞だった。

ヤな夢を見たとかいってボカボカと頭を(チョップで)たたかれて夜中に起こされたかと

思うと、腕にしがみついてまた眠ってしまう。

おかげでそういうときは佐祐理さん同様、腕がイきかかるのだった。

 

昨日の舞はご他聞に漏れず佐祐理さんを行かせまいとしてしがみつき、

ひきはがそうとする俺はこしょうの粉をくらい、その上足払いをくらって倒れた。

なぜかそこに謎のとりもちトラップ作動装置があり、

俺は小一時間ほど呼吸もままならない状態で生死の境をさまよった。

それでも佐祐理さんが行こうとすると今度は無言電話50連続や一人ショルダータックル、

ティッシュを無駄に丸めて捨てる、ペットボトルのラベルを別のものと貼り替える、

重い雰囲気をかもしだしつつ小声でささやいて思わず気になってしまうようにしむける、

などの悪事を働いて気を引こうとした。

だがいつものように佐祐理さんが舞をなだめすかして行ってしまうと、

しばらく泣いてやまず、俺は不機嫌のとばっちりに、おやつがポテトチップス3枚だった。

だがそんな舞が俺はいとおしい。←大バカ

 

昨日そういうことがあったということは、今日は佐祐理さんが戻ってくる日なので

舞の機嫌はいい。深読みせずともわかる。こころなしか動きが軽やかだからだ。

俺はテーブルの向かいの席に座って朝食をとっている舞をみてニタニタしていた。

足で舞の足をけってみる。

「・・何」

相変わらず普段の口数は少なかった。

「昨日の夜あんなにしたのにまだし足りないの?」

だが言うことは直だった。

「ああ、全然足りないね」

俺も直で答えた。今さら隠し立てする気も起こらない。

「顔に書いてあったからわかる」

事実上、舞とできるのは佐祐理さんのいない日だけだった。

「舞は?そうだったら”マシンガンで撃たれて蜂の巣クマさん”、そうでなかったら”ぽんぽこしすぎて内臓破裂タヌキさん”だ」

「・・・・・・」

さすがにグロかったらしい。

「じゃあ、そうだったら”ハチミツ漬けクマさん”、そうでなかったら”モサドのポヌキさん”だ」

「・・・・・誰?」

意味不明だった。

「もう少しまともなのはないの?」

「じゃあ・・、そうだったら”なまむぎなまごめ生乾き”で、そうでなかったら”東京特許却下局”だ」

「・・・・・フ」

「コラ、今、鼻で笑って小バカにしただろ」

「知らない」

・・・・。

「まあいい。つーか何の質問だったっけ?忘れちゃったよ」

とはいうもののなんだか腹が立ったので仕返しをしようと思った。

とりあえずあたりを見回して因縁つけるための小道具を探した。←あくどい

「・・・」

朝食はうどんだった。はっきりいっておいしくないなかった。

これをネタにしよう。

”ミッション3発動!”←意味不明

「ごちそうさま。宇宙食にしてはいい出来だ」

ポカッ。

「うどん」

「宇宙用うどんか?」

ポカッ。

「地球用」

果たして地球用うどんという呼び方があるかどうかは知らないが、舞は確実に不機嫌になった。

俺の勝ちだ。

しかし最近、舞のつっこみチョップもなかなか筋がよくなってきた。いいことだ。

「父さんはうれしいよ。ハッハッハ」

「祐一、頭大丈夫?」

なんだかすごくショックだった。

「舞にそんなこと言われると思わなかった」

俺は部屋の隅でぬいぐるみに手をかけていじけてみた。

「・・・・・・」

かちゃかちゃかちゃ。

「・・・・」

きゅっ、ざーーーーー。

「・・・・・」

ごしごしごしごし。

「・・・・・」

「・・・・・・」

ちょっとはかまって欲しかった。

舞はそんな俺のセンチな気分も知らず、しっかり洗い物を始めていた。

「・・・・・・・」

突如、舞の動きがぴたっと止まった。

「・・・どうした?」

ガチャリ。

「ただいま戻りましたぁ〜」

「やっぱり佐祐理」

「なんでわかるんだよ・・」

「ニオイと気配と音と電波

何をいうとるか・・。

「佐祐理さん、電波放ってるんですか?」

「あははーっ、佐祐理の毒電波はすごいですよー。ぴりぴりー!!って」

信憑性ゼロと言えよう。毒ならば舞のほうが・・・・。

ポカッ。

「なんだよ、舞」

「今、不快な電波を受信した」

「ダメですよ、舞のこと心の中で毒づいちゃ」

「それなら今度から面前で全て言うことにしよう」

ポカッ。

まあ当然だった。

「ところで・・昨日は何をしてたんですか?」

いつも帰ってくると必ずいうセリフだ。

「・・・・・汚された」

「オイコラ!暗い影落とすようなことを一言いいはなってんじゃない!!その・・否定はしないが・・

というよりも佐祐理さんはもともとわかってて家に戻っているんじゃなかろうか。

「祐一さん、舞を泣かせちゃダメですよ」

「こっちが泣きたいくらいなんですけど」

「・・・・鳴かされた」

「だーっ!!舞、お前はもうしゃべんな!言葉が下手に重みを伴ってて絶妙なんだよ!」

「そうなのか?」

「そうだ」

「軽い方がいいの?」

・・・・・・。←シミュレート中

「今のままでいいっす・・」←気持ち悪くなった

「あ、ところで今日はみんなお休みですしどこか行きましょう」

今日は日曜でみんな休みだ。

「動物園」

「舞、他にないのか?マリンパークとかランドマークタワーとかピラミッドとか」

「ズー」

「英語で言えとはいっとらんわ!」

「・・・」

「あははーっ、でも横文字表記のテーマパークを列挙した祐一さんにも非はありますよー」

「そうかなぁ・・?で、舞、やっぱり動物園なのか?」

「・・・・マシンガンで撃たれて蜂の巣クマさん」

「はぁ?」

佐祐理さんが怪訝な顔をする。

「今そういうことを言い出さなくてもいいんだよ。・・わかったよ、動物園で決定か」

「そうですね〜」

「・・・」

 

今日は日曜日。

今日もよく晴れていた。

今日はこの奇妙な三人組で動物園へ向かった。

今日のこと、それは楽しくないはずなかった。

今日みたいな日が、ずーっと続いてればいいなぁとか、俺は思った。

「・・・祐一、いいまとめ方しようとか思ってる」

「うっさい」←図星

「あははーっ、舞、するどい〜」

・・・・この三人で、楽しくないはず、なかった。

「だからいいまとめ方しようと思ってるでしょ」

「黙ってろ!!」

「今日は舞の勝ち〜」

「・・・・・祐一の負け」

「・・・・・ふん」

終わりっす。

 

コメント:

舞さんのシナリオが終わったので書いてみたものです。
なんだか、ゲームを参照すると舞さんはよー泣いてるみたいですが、
そういうのは性にあわないので書きませんでした。
なんかマズい表現がまじってたりしますが、元々18禁なので今さら気にする必要もないと
思って使っときました。なんか通常版がでたらしいけど、そんなことは知らない。

しかし、なんとなく書いたものなので一体なんの話なのかわかりません。
物語としては最低の部類になりますね。修行が足りないです。

つーか早く他のシナリオやらなきゃ・・・。


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