まだまだ序の口。佐祐理さんの常識レベル

 


「足りない」

俺は北川の知能に関して意見を述べてから学校を出ようとする。

すると、何故か後ろからざばざばと音をたてながら歩いてくる佐祐理さんがいた。

「な…なんですか、佐祐理さん…」

「ば、ぶぶびぢさんでぐでー♪」(あ、祐一さんですねー♪)

「……」

「ぞれでばばだばびだー」(それではまた明日ー)

ごぼごぼごぼ……。

佐祐理さんの周りだけ水中のようだった。

彼女に何が起きたのか、そんなこと聞けるはずなかった。


「負けるかぁーー!!」

俺は水道の水が枯れるまで飲み尽くそうと思ったが、名雪が俺を憐れむような目で見つつ「もう充分頑張ったよ」と、バカにしてんだか本気で同情してるのかわからない発言をしたため途中で断念して学校を出る。

するとコショウ片手に飛び跳ねながら俺にかけよってくる佐祐理さんがいた。

「こんにちは、佐祐理さん」

「あははー、新発見ですよー」

ぱっぱっぱ。←コショウ

「へぷしっ」

「あー、祐一さんもコショウ症ですねー♪お医者さんに行かないとダメですよー」

佐祐理さんは別の友人らしき人のところへ駆け寄ってまたコショウをふりかけていた。

きっと彼女にとってはすごい大発見だったんだと思うと、ちょっと涙が出てきた。


「佐祐理さんのチャームポイントってどこですか?」

「前輪ですねー」

………どこ?


「へいお待ち!」

俺は北川にかき氷をたっぷり食べさせて体温を5℃ほど下げてから学校を出ようとする。

すると毛皮っぽいものを持ってこっちへやってくる佐祐理さんがいた。

「こんにちは、佐祐理さん」

「こんにちは祐一さん。ちょっと待ってて下さいねー」

佐祐理さんは毛皮っぽいものを手でこすりはじめた。

〜〜1時間後

こすりつづけている佐祐理さんも佐祐理さんだが律儀に待ってる俺も俺だった。

「はい、いきますよ〜♪」

「…あ、はぁ」

すでに髪の毛が逆立ち気味の佐祐理さんの手が俺の顔に…

バチィッ!!

「いってぇぇぇっ!」

その手がふれる瞬間、火花を散らさんばかりの静電気が流れた。

「はぇ…ちょっといたかったですね」

「うう…。ま、舞にはやったんですか…?」

俺は涙ぐみつつも聞いてみる。

「はい♪ちょっと失神させちゃいましたー。失敗、失敗、ですねー♪」

「……」

「あははー、それではまた明日ですー。さようならー」

電撃娘さゆりんはそれでも毛皮っぽいのをこすりつつ去っていった。

絶対、まだやる気だ。


「ホイホイホイホイホーイホイホイー」

俺は中国の少数民族を連呼しながら軽快なステップで学校を出ようとする。

するとかなり屈託のない笑顔でこっちへ駆け寄ってくる佐祐理さんがいたので、今までの経験をふまえ、俺はとっさに身構えた。

「あははー、佐祐理さん。今日は何ですか〜?」

「あははー、大したことじゃないですよー」

佐祐理さんは右腕をシャッと振り上げ、人差し指で俺の方を指さした。

そして、そのまま俺の方へずんずん歩み寄り、指をゆーっくりと俺の眉間へと近づけて……

「ムズムズしますかー?」

「はい、すっごく」

佐祐理さんは満足して去っていった。

 

いや、でもほんとにムズムズするんだって。ほんとだって。


「佐祐理さんは卒業したらどうするんですか?」

「舞三昧ですねー」

何をなさるおつもりですか………。


「ラグビーボールってヤシの実なんですか?」

「違います」


 

コメント:

どうも、音速秘書です。

『佐祐理さんの常識レベル』のレベル2(?)です。

前回同様、笑うところよりも佐祐理さんのワケわからなさを重視してるのでその辺をご理解下さい。

でもゲーム中だと実は割と常識があるキャラなんですけどね。

気にしないでくだされ。

ところでAIRのキャラで美凪(名字がわからない)っていうのがいますよね?

見た目(特に髪の色)とか、舞と佐祐理さんを足して2で割ったみたいな印象を受けたんですが、いかがでしょう?

やっぱり中身もそういうキャラなんでしょうか?

ま、そんなところでまた今度。


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