舞先輩、祐一が嫌がろうとも暇つぶし

 

 


「右の図を見なさい」

俺は図などないのに右側をつい見てしまった読者がいることを願いつつ夜の学校へ赴く。

するとA4サイズの紙をハサミで切ったり折ったりしている舞がいた。

「何やってんだ、舞」

「陰陽道」

どうやら紙に命を吹き込んで魔物を攻撃しようということらしい。

「ってーか、式神は以前ネタになってるから却下」

「そう……」

今俺は、北川なんかのためにあのネタを使わず、舞のためにとっておけばよかったと後悔していた。

バカ北川。


「ごま油(ノンオイル)?」

俺は昨日のこともあってか、北川の頭の中につまってそうなものを提示してから夜の学校へ赴く。

すると、ちょっと前屈みであちこちキョロキョロしてうろついている舞がいた。

「何やってんだ、舞」

「……」

舞は何も答えず、とうかまるで俺に気付いてないかのようにしつつ俺に軽くぶつかったと思うと知らないフリをして通り過ぎ、そのまま歩いていってしまった。

「なんなんだ、あいつ……」

と、俺は冷えきった手をポケットにつっこんで気がついた。

「スリか!」

俺がもう一度ふりかえったとき、すでに舞はいなかった。


「行ってきます」

実は裏声で言いつつ夜の学校へ赴く。

するとどこから調達してきたのか烏帽子をかぶっている舞がいた。

「何やってんだ、舞」

「鵜飼い」

ヤな予感がした。

「……」

「鵜」

無情にも、舞の細い指が指しているのは俺だった。(っていうか俺しかいねぇし)

「……」

俺は今日の夜食を袋から出し、床に置く。そして舞の隣に鳥っぽく座る。

舞が目で、やれと合図する。

まずはおにぎり(ハイパーめんたいこ)をパクッとくわえて頭を上げると、

ぐっっっっ。

「う゛ぉえっ!!」

普段、剣なんか握ってる分、ものすごい握力だった。

「ごほっ、げほっ、げほっ、おえっ……」

「……」

半分死にかけた俺を無視し、鵜飼い舞はおにぎりの包装をむいている。

「…少しは…加減してくれ」

「祐一の取り分」

俺が言ったことが聞こえていたのかはわからないが、舞はおにぎりの1/4ほどを手に載せて俺の鼻先にぐいっとつきつける。

「鵜は鵜飼いのパートナーだから」

俺は鵜としてうれしくなって直接口でとっておにぎりを食べた。

本当はうれしくなっちゃいけないような気もするが、深くは考えないようにした。

だって、おにぎりおいしいし。(鳥思考)


祐一……下

舞……上

「サボテン!!」←組体操


「(下ネタ)!」

俺は放送コードにひっかかりながら夜の学校へ赴く。

すると西部劇に出てる人がかぶってるよーな帽子をかぶり、先端を輪に結んである縄をふりまわしている舞がいた。

「無理!」

「……まだ、何も言ってない」

…あ、そうだよな。勝手にやることを決めつけちゃいかんな。

「で、何やってんだ、舞」

「カウボーイ」

「ヨソウドオリ!」

「でもまだ祐一が牛だとは言ってない」

「あ、なんだ、違うのか」

と、安心したのもつかの間、

「牛」

「やっぱ俺か!」

「……嫌?」

「流石の俺も暇つぶしでそれは……」

首に縄かけられて引っ張られちゃ、普通死ぬ。よくて瀕死か。

「絶対嫌?」

こいつもしつこい。

「……俺がカウボーイで舞が牛ならやってもいいけどな」

「殺す気?」

「わかってんじゃねぇかっ!」

「……」

舞は、ちぇっ、とでもいうかのように口をとがらせて俺に背を向け、あちこちに縄を投げていた。

イヤだぞ、俺は、絶対……。

でも、なんか舞の背中が寂しそう……って、つられちゃダメだ……、命にかかわる、いや、でも……。

…………。

「ま、舞!」

俺は覚悟を決めた。


 

コメント:

こんにちは、音速秘書です。

CDRWを買ったのですが、三國志Zは何故かバックアップがとれなくて困り気味です。

えーっと、あとは……いつも通りなので特にコメントもないです。はい。

ネタにも困り気味なのでザイカさんの漢の野望をおおっぴらにパクろうかとか考えてます♪

……あ、私じゃ無理ですか。そうですか。

まあ、それ以前にパクりはよくありませんね、人間として。

そんなよくわからんことを述べつつ、以上、音速秘書でした。


戻る 栞のターンです。 栞は天むすを取り出した! 天むすの海老のしっぽで攻撃! 祐一はちくちくした感覚がとてもイヤだった! 祐一を倒した。 「この程度でダメージを受ける人、名古屋人の敵です」